幸福感や安心感をもたらす「セロトニン」幸せホルモンという愛称で有名ですね!
(正確にはホルモンではなく神経伝達物質です)
私たちの体内に存在するセロトニン。実は!
腸内が90%、血液中8%、脳にはたった2%なんですね。
ということは?
幸せを感じるのは脳ではなく腸なのでしょうか・・?セロトニンの作り方
セロトニンは、食材に含まれる「トリプトファン」というアミノ酸から作られます。
通常の食事をしていれば問題無さそうですが、
大豆、ブロッコリー、ナッツなどに多く含まれるので気になる方は意識してみて下さいね。
では、これらの食品をたくさん採るだけでいいのかというと、そうではありません。
セロトニンの合成に大きくかかわってくるのが、
「腸内細菌」の存在なのです!!
セロトニンが腸に多く存在するのは、腸で合成しているからなのですね。
私たちの「幸せ感」に腸内細菌の存在が超重要なのが
わかってきましたね^^脳腸相関
「すべての病気は腸から始まる」とヒポクラテス(古代ギリシアの医師)の言葉があったり、
日本でも「腹黒い」「腹をたてる」という慣用句があるように、
脳と腸が繋がっていることは経験で分かっていたのでしょうね。
脳と腸は、常に情報を交換し合い、お互いに影響を及ぼし合う特別な関係にあります。
この関係は「脳腸相関」といわれてきました。
最近では、その関係には腸内細菌の存在が関与していることが分かってきて、
「脳-腸-腸内細菌相関」といわれるようですよ。
腸には腸管神経系という独自の神経ネットワークが発達していて、
腸で感知したさまざまな情報を処理して
脳へ伝達していることが分かってきたそうです。
脳と腸は様々な情報を交換しあっているんですね。
お話が少し難しくなりますが、
この脳と腸の情報交換は、免疫系、内分泌系、神経系、
という腸に備わる機能を介して行われています。
腸から脳へ伝わる情報量は、
脳から腸へ伝えられる情報より多いと考えられているそうです。
脳は、腸から送られてくる情報に、
とても大きな影響を受けていると言えますね。
腸で幸せを感じるの?
腸で作られたセロトニン。
たっぷりつくられたセロトニンがそのまま幸せホルモンとして使われるわけではなく、
腸においては、腸を動かす指令を出すために使われています。
また、そのまま脳に送り込まれるわけではなく、
迷走神経などを通して情報を伝達すると考えられています。
私は大好きなのですが、ここでいったんストップですね。
ともかく^^
脳にある2%のセロトニン。
幸せホルモンセロトニンの隠れた役割
セロトニンは、ノルアドレナリン、ドーパミンに並んで、
感情、精神、睡眠など、私たちの大切な機能に深く関係する
三大神経伝達物質のひとつです。
セロトニンは他二つのホルモンをコントロールし、安定させる働きがあるそうです。
脳は、緊張やストレスを感じると、セロトニンを分泌します。
そしてノルアドレナリンやドーパミンの働きを制御して、
自律神経のバランスを整えようとします。
ストレスが溜まっている時に温泉や自然の中に行ったりするとリラックス出来るのは、
セロトニンが増え、ノルアドレナリンが減少するからだそうですよ。
セロトニンが減ってしまい、これら2つのコントロールが不安定になりバランスを崩すと、
攻撃性が高まったり、不安感やうつっぽい、パニック障害などが現れやすくなるそうです。
また、女性ホルモンの分泌低下がセロトニンの低下に関係があることがわかり、
更年期の症状とも関わりがあるそうです。
セロトニンの増やし方と氣幸ヒーリング
まとめますと、
セロトニンは、食品中のトリプトファンというアミノ酸から作られます。
セロトニンに合成されるには、腸内細菌の状態が大きく関わっており、
腸内環境がよければ、セロトニンが充分に分泌され、
心が安定して幸せを感じやすくなります。
腸内環境が乱れれば、セロトニン不足となり、不安定で幸せを感じにくくなります。
私たちはたくさんの細菌と共に生きています。
今回は腸内細菌と幸せホルモンを取り上げました。
良い食事、良い睡眠、適度な運動。
この基本が大切なのはいうまでもありません。
ストレスが増すぎたり、良い食事や睡眠がきちんととれず、
バランスが乱れた時には
気功ヒーリングの力を借りてみて下さいね。
ちなみに「幸せホルモン」を出すヒーリングもあります。