今、星のや沖縄に滞在していて・・
ホテルの部屋で
ルームサービスの「黒毛和牛のうどんすき」を食べたところなのだけど
これが、ちょっと感動してしまったの!
というのも――
このうどんすき、お部屋のIHコンロでゲストが仕上げるように設計されていて、
シェフがちゃんと、そこまで準備してくれてるの。正確には「ギャザリングサービス」といって
ルームサービスの域を超えている!
土鍋に具材が美しく並べられてて、冷蔵庫に保存されてて、
食べたい時に、IHに土鍋を“そのまま”置いて10分、加熱するだけ。
それだけでね、ネギも和牛も、うどんも、
全部が完璧に仕上がるの。
焦げない。煮崩れない。もちろんお肉は柔らかジューシーのまま。
しかも、熱々でめちゃくちゃ美味しい…!
これ、地味にすごいことだと思わない?
普通、お料理って「まずこれを入れて…次はこれを加えて…」ってやるでしょ?
でもこれは、そうじゃなくて・・
*土鍋ひとつ。
*調理直前におつゆを注ぎ、加熱するだけ!
*全部同時に、ちょうどよく出来上がるの。
しかも、これ一品だけじゃなくて
他にもいろんな料理がこの方式になってて、
例えば家族で2品頼んでも、2口IHで同時に仕上げられるんだって。
私はほかに、トロトロお肉の「ソーキそば」もいただきました。
おそばを普通の「ルームサービス」で提供したら、伸びちゃいますよね?
リゾートは厨房からお部屋まで遠いしね。
「そこまで気づいて言ってくださったのは初めてです…!」って感激されて、
*実はシェフが土鍋の種類をすごく研究したり、
*めちゃくちゃ細かいところまで調整してるって教えてくれたの。
ホスピタリティと言うにはざっくりしすぎている気がして・・
私は、こういうことに気づくタイプなんです。
繊細なこだわり、美学、美意識が大好き。
でも、ふと思ったんです。
こういうのって、どこかにちゃんと書いてあったら、
もっとたくさんの人がその価値に気づけるんじゃないかなって。
価値を丁寧にラッピングする
私の仕事もそう・・
伝えなければ、その価値に気づかれにくいこともある。
もちろん、「こうやってるんです!」って
押しつけがましく言うんじゃなくて、
伝える工夫は必要だけれど。
惹かれるのはブランドストーリー
あらためて思ったの。
私は、こういう美学・美意識のあるものづくりに、ものすごく惹かれる。
ただ便利とか、美味しいっていう以上に、
その背景にあるストーリーごと受け取れる体験が、たまらなく好き。
だから私は、そんなブランドに惹かれるんだと思う。
今日のとってもおいしいうどんすきが、
なんだか大切なことを思い出させてくれた気がして。