黒毛和牛のうどんすきが教えてくれた、ホスピタリティと伝えることの大切さ

2025/04/04

人生の美学・美意識

黒毛和牛のうどんすきが教えてくれた、ホスピタリティと伝えることの大切さ

今、星のや沖縄に滞在していて・・


ホテルの部屋で

ルームサービスの「黒毛和牛のうどんすき」を食べたところなのだけど

これが、ちょっと感動してしまったの!


というのも――

このうどんすき、お部屋のIHコンロでゲストが仕上げるように設計されていて、

シェフがちゃんと、そこまで準備してくれてるの。


正確には「ギャザリングサービス」といって

ルームサービスの域を超えている!

土鍋に具材が美しく並べられてて、冷蔵庫に保存されてて、

食べたい時に、IHに土鍋を“そのまま”置いて10分、加熱するだけ。


それだけでね、ネギも和牛も、うどんも、

全部が完璧に仕上がるの。

焦げない。煮崩れない。もちろんお肉は柔らかジューシーのまま。

しかも、熱々でめちゃくちゃ美味しい…!


これ、地味にすごいことだと思わない?


普通、お料理って「まずこれを入れて…次はこれを加えて…」ってやるでしょ?

でもこれは、そうじゃなくて・・



*土鍋ひとつ。

*調理直前におつゆを注ぎ、加熱するだけ!

*全部同時に、ちょうどよく出来上がるの。



しかも、これ一品だけじゃなくて

他にもいろんな料理がこの方式になってて、

例えば家族で2品頼んでも、2口IHで同時に仕上げられるんだって。

私はほかに、トロトロお肉の「ソーキそば」もいただきました。


おそばを普通の「ルームサービス」で提供したら、伸びちゃいますよね?

リゾートは厨房からお部屋まで遠いしね。



すべて同時にしあがる奇跡のような職人技


運んできてくださったスタッフさんにその話をしたら、

そこまで気づいて言ってくださったのは初めてです…!」って感激されて、

いろいろ教えてくれました。

*実はシェフが土鍋の種類をすごく研究したり、

*焦げやすいもの・・例えば煮込みハンバーグは下に玉ねぎ敷いて焦げ防止したり、

*めちゃくちゃ細かいところまで調整してるって教えてくれたの。



 

ホスピタリティと言うにはざっくりしすぎている気がして・・
もう、美学ですよね?


 

私は、こういうことに気づくタイプなんです。
繊細なこだわり、美学、美意識が大好き。



でも、ふと思ったんです。

こういうのって、どこかにちゃんと書いてあったら、

もっとたくさんの人がその価値に気づけるんじゃないかなって。


そして、受け取る方も、気づいた方が嬉しい。



チョコレートを食べながら、
そのチョコが生まれたきっかけのストーリーを読む。
私はとても好き。





価値を丁寧にラッピングする

私の仕事もそう・・

実はすごく細かいところまでこだわって教えているけれど、

伝えなければ、その価値に気づかれにくいこともある。



それでもいいって思っていたけれど、


でも。
気づいて受け取って、受講してくれた方が、絶対に変化も早い



もちろん、「こうやってるんです!」って

押しつけがましく言うんじゃなくて、

伝える工夫は必要だけれど。





他のゲストのノイズを聞いたり見たりすることなく、ゆったりとした時間と空間を楽しむのも美の秘訣、だと思った




惹かれるのはブランドストーリー

あらためて思ったの。

私は、こういう美学・美意識のあるものづくりに、ものすごく惹かれる。


ただ便利とか、美味しいっていう以上に、

その背景にあるストーリーごと受け取れる体験が、たまらなく好き



だから私は、そんなブランドに惹かれるんだと思う。



今日のとってもおいしいうどんすきが、

なんだか大切なことを思い出させてくれた気がして。



ひんやりした夜に、あったかいおうどんをいただきながら
ひとり感動したのでした。




滞在先

星のや沖縄の公式ページ 


https://hoshinoya.com/okinawa/



素敵なリゾートを体験されたかた、教えてほしい💕