スピリチュアルに興味のある方なら、きっとご存知ですね。
今年の冬至は、大きな節目で、大きな転換期だと言われていること。
統合、二極化、ゲート、アセンションなどキーワードは毎日ささやかれます。
今、身体や心、感情がとても辛かったり、身体も心も不調だという人がたくさんいるとも聞きます。
この時期は、「目覚め直前」なので・・・宇宙の流れに乗っているから安心?
「全部出し切るため、最後の最後の毒出しをしている最中らしい」
「やっぱり辛くなっている人が周りにも多い」
「とっくに乗り越えたのに、何故また??というような辛い感情を思い出している」
とても辛くて・・でも自分がこんなに辛くなるのは、宇宙の流れに乗っている証拠だから安心!
とこんなふうに都合よく解釈することもできそうですね。
ん??ちょっと待って・・・!
それでいいのでしょうか。
辛いのが正解だなんて、それでいいのでしょうか。
この時期を抜けたら、何もしなくても必ず軽くなるのでしょうか。
そしてもう、嫌なことは起こらないのでしょうか。
スピリチュアル好きな人ほど、こじらせる?
スピリチュアルに興味があり、周りの人の幸せを願う心の優しい人ほど、
この辛さや、心のモヤモヤを長引かせてしまっている気がします。
今日はその理由について、お話してみたいと思います。
最初に出した冬至とか節目とかいう単語は、ちょっと忘れて下さいね。
スピリチュアルが好きな人の多くは、
わきおこるモヤモヤや、たびたび起こる辛い出来事に対して、
「いったいどんな意味があるんだろう?」と理由や原因を考えがちです。
「過去生だろうか?」「カルマだろうか?」いう風にも原因を探していきがちです。
(過去生を否定しているというのではありません。)
出来事の意味や理由を必死に探すことによって、
問題を長引かせてしまっているのではないでしょうか。
せっかく、幸せになりたい、周りも幸せにしたい、深い世界を知りたい、等の希望をもって学んでいるのにもったいないですね。
「内観」が出来ているわけではない!?「3つのパターン」
しっかり内観を行って、それをもって現在を受け入れ、望む未来へ進む。
それならば「何故だろう」と考えるのもいいと思うんです。
ですが、モヤモヤした状況のまま現実にいい変化が起きにくい人、嫌な状況や苦しい状況がなかなか変わらない人には、次の3つのパターンがあると思います。
■1つめ
理由をさがしてばかりの人。これは一定数いそうです。
自分ではまさかそうだと思っていないと思います。
でも、自分は何故苦しいのか、自分は何故生まれてきたのか、自分はなぜこのような運命なのか。
これらを、霊能者、スピリチュアルヒーラー、リーディングなど、人に頼ったり、自分でも探求を続けてしまう人。
自分の望むことを言ってくれる人が現れるまで、あちこちで鑑定してもらい続ける人もいるようです。
いろんな手法で、理由を「知ること」に、力を注いでいる人です。
自分がそれが好きなんだし、そうしたいのならとことん探し求めてもいいとは思います。
でも、そこに意識を向け続けるから、その材料となる状況が作りだされ続けているんです。
どういうことかというと、あなたが苦しむ状況や、辛い状況を、「今度は何だろう」「次の試練は何だろう」と、どんどん作り出していきます。
そして解決する。「ああ、辛かった、でも頑張った!」 そして次の・・・・。
これを聞いてぞっとした人は、辛い理由を探すのが好きだという自分を返上してしまいましょう。
「ずっと探してなんかいたくないよ」という方も抜け出すことを決めましょう。
■続いて2つめ
苦しんでいることにメリットを感じているタイプです。
苦しむことにメリットがあるわけない??
そう思うでしょうが、あるんです。
辛くて動けない。もやもやして動けない。
この状況が好きなんです。
こういう場合、あなたの中ではどんなことが起こっているかと言うと、
仕方ないよね。辛いんだから、動けないよね。動けないんだから、行動や変化がストップしてしまっても、仕方ないよね。現状のままでいいよね。
こういうことが無意識に浮かんでいます。
辛いんだから。動けないんだから。だから行動出来ないし、変われないの・・。
これはずっとこのままでいる言い訳になりますよね。
無意識では、自分が行動しないでいることを、「楽だ」と感じてしまっているんです。
楽だというメリットがあるから、苦しい状況を、モヤモヤしながら続けているんです。
こうして、自分を正当化する理由を用意してしまっています。
もっといえば、変わらないでいるメリットを感じていることもあります。
変わらずにいて、不平不満や愚痴を言って気分転換をはかったり、
気晴らしの行動で紛らわしている状況が好きなんですね。
(変わるのって怖いです。慣れは、楽です。)
これは主に、過去の経験から来るかもしれません。
過去にこういう経験をして傷ついた。
だから今辛いんだ。だから、動けないのはあの経験のせいだ。傷つけたあの人のせいだ。
この場合、もし、あの出来事やあの人を許してしまったらどうなるでしょうか。
例えば、いつまでも辛い状況でいると、その人から気にかけてもらえますね。
辛いあなたから去らずに、変わらず見つめてもらえるでしょう。
恋人や親子などでありがちな関係ですが、他の関係でも起こりえます。
気にかけてもらえることにメリットを感じていたわけですから・・
恨みを忘れ、許してしまったら気にかけてもらえなくなり、メリットがなくなります。
そう簡単に忘れてしまったら損と、無意識で思ってしまうかもしれません。
また、辛かった経験に感謝出来るようになってしまったら、もう幸せになるしかなくなります、つまりあなたは変わるしかなくなります。
変わるのは怖いのに、、どうしましょう?辛いまま感謝できない方が楽かもしれませんね。
これは、無意識でやっていることなので、、気付いていない人も多いと思いますが、
うすうす、気付いている人も増えているのではないでしょうか。
■3つ目です
過去のお話をしましたが、遠い過去でなくて現在でも、嫌なことや辛いことがあった場合に、
「これにはいったい何の意味があるのだろうか?」「なぜ自分がこういう経験をするんだろうか?」
と原因を自分や周囲の人や、過去の似た出来事を探すことに力を注いでしまいます。
探して役立てるならまだしも、
結局自分が悪いんだ・・・と自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
これを読んでいるあなたは優しい方ですから。
(怒りを出せずに自分を責めてしまう危険は以前書きましたのでよかったらご参考に。https://transformation.link/contents_164.html)
そして、ずっと苦しみの中、辛い状況の中に居続けたら、
何もしないで現状のままにいる自分を正当化できてしまいますね。
よく、状況がこうだから、あの人がこうだから、家族がこうだから、と言っている人に気付くと思いますが、
自分もそう言っていることには案外気付かないかもしれません。
こうして、無意識に苦しみや、モヤモヤしたままで居続けることを選んでしまうんです。
これらは、「許可」という言葉で表せるかもしれません。
自分自身が、不本意な状況、辛い状況、惨めな状況にいることを、
自分が自分に、許可してしまっている状況です。
自分が自分をモヤモヤさせていたんだなんて・・・すごくいやですよね。
望む未来へ進む鍵は
では、どうしたらいいでしょうか。
解消して、その人の望む未来へ近づく方法はひとりひとり、違ってきます。
状況はひとそれぞれで様々なので、これさえすればすべてOKという大雑把なお話ではないと考えていますが、
ひとつ・・
人間には、「ホメオスタシス」という機能があります。
私達には、ホメオスタシスという力が備わっていて、
私たちに今の現状を維持させるように働くんです。
これを理解することは、心にも身体にも人生にもとても大切です。
ここにはセルフイメージも深くかかわっているのですが・・
長くなりますので、次回にしたいと思います。
また、お話だけでなく、状況を改善するヒーリングをすることができます。
どのタイプの方にも、改善策はあります。
YouTubeで出来るヒーリングについては後日アップしていきますね。